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『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』(マイ・プレシャス シズカ・シングス・ソングス・オブ・ミユキ)は、工藤静香の通算2枚目のカヴァー・アルバム。2008年8月20日発売。発売元はポニーキャニオン。 == 解説 == 2002年10月30日に発表された初めてのカヴァー・アルバム『昭和の階段 Vol.1』に続く、第2弾カヴァー作品。第1弾は様々な歌手の曲を、世に出た順番を遡るように並べたオムニバス風カヴァー集であったので、単独アーティストのみの楽曲で製作されたカヴァー集としては初めての作品となる。仮タイトルは『工藤静香 sings 中島みゆき』であった。 また、2000年以降、様々な歌手がカヴァー・アルバムを発表しているが、「日本の単独アーティストが、日本の単独アーティスト楽曲だけをカヴァーしたアルバム」というのは珍しいといえる。但し、全く同じコンセプトのアルバムとして、工藤と同様に中島からの提供曲が多い研ナオコによる『NAOKO VS MIYUKI/研ナオコ、中島みゆきを歌う』がある。 本アルバムの製作のきっかけは、2007年11月、「中島みゆき コンサートツアー2007」〔2008年6月11日にCDとDVDでリリースされている。中島のコンサートDVDは約35年のキャリアで初であった。〕の東京国際フォーラム公演を観覧した工藤がその楽曲のスタンダード性を再認識し、「歌いたい」と強く思ったことだという〔2008年7月25日付「サンケイスポーツ」より。〕。その後、関係者を通じて中島みゆきにオファーし、中島が「好きなように歌って」とのアドバイスとともに快諾した〔2008年7月25日付「サンケイスポーツ」より。〕。 工藤はデビュー当時から中島ファンを公言している。その際、話題に上っていた楽曲は「やまねこ」「あたいの夏休み」などで〔「学生の頃に音楽室で掃除の時間に聞いていた」と語っている。〕、本アルバムにはそれら楽曲が発表された1985年前後(のちに中島自身が自ら「御乱心の時代」と語った時期)の楽曲と、1990年代から2000年代にかけ、テレビドラマ主題歌に起用された楽曲を中心に収録している〔「宙船(そらふね)」は、TOKIOが歌ったヴァージョンが日本テレビ系ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』の主題歌となった。〕。その他、中島から作詞・作曲ともに提供を受けたオリジナル全3曲(「激情」「雪・月・花」「Clavis -鍵-」)がボーナス・トラックとして収録されている〔作詞: 中島みゆき 、作曲: 後藤次利の提供曲は多くあるが、それらが収録されなかったことで「全作詞・作曲: 中島みゆき」となった。〕。なお、本アルバムに未収録であるが、過去にテレビ番組でカヴァーした楽曲では「時代」「悪女」「地上の星」などがある。レコーディング時には約30曲実際に声をあてて、最終的に11曲まで絞り込んでいる。工藤本人は「あした」を収録したかったが、どんな風に歌ってもハマらず、スタッフの判断で断念した、とのことである。 本アルバムは工藤が1987年8月31日にソロデビューして以来、20年目を迎えた記念イヤーの最後を締めくくる作品である。その他の「20周年記念アイテム」は、「#関連作品」を参照。 本作で10年ぶりにオリコン・アルバム・ヒットチャートにおいて、20位以内にランクインした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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